成人看護学(慢性期)研究室

成人慢性期看護学領域の紹介

1.成人慢性期看護学領域とは

 様々な病気の中には、一度かかると一生涯にわたって管理が必要なものがあります。糖尿病や慢性呼吸疾患、難病、がんなどは、人々に慢性的な経過をたどる健康障害をもたらします。慢性疾患にかかった人は、病状が悪化しないように治療を継続的に受けたり、運動療法や食事療法などの自己管理を長期にわたって行ったりする必要があります。

 看護学部成人慢性期看護学領域では、慢性的な経過をたどる健康障害をもった人々の看護について学びます。慢性疾患にかかった人が、病気にともなって生じる多様な問題に取り組み、より良く生活するための力をつけることを支援する看護を追究したいと考えます。

 大学院博士前期課程では、がん看護に関する研究コース、がん看護専門看護師コースを開講しています。がん看護専門看護師コースには、最近、認定看護師の資格を有する看護職が入学されることが多くなりました。大学院を看護職の役割機能を拡大する一つの過程として活用していただけることをうれしく思います。本学大学院を修了したがん看護専門看護師は、臨床や教育の場で活躍しています。また、博士後期課程では、がん看護の質向上につながる知見を生み出すことができる研究者を育成しています。

 成人慢性期看護学領域は5名の教員で構成されます。それぞれが研究テーマを持ち、教育のみならず、健康障害を持つ人々の看護について研究としても取り組んでいます。

 

2.教員と研究課題

 片岡 純 教授
  研究課題は、がん看護(外来看護、高齢がん患者の看護等)に関することです。
 広瀬 会里 准教授
  研究課題は、意思決定支援、退院支援に関することです。昨今の課題に対処するため、ICTを活用した教育についても取り組んでいます。
 尾沼 奈緒美 講師
  研究課題は、がん患者と家族への看護に関することです。
 内村 栞 助教
  研究課題は、がん看護、倫理的問題、意思決定、意思表示に関することです。
 田中 里佳 助教
  研究課題は、がん看護や意思決定支援に関することです。

 

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